STORY
ここは結婚式場。
招待された参列者たちは各々のテーブルで、
披露宴が始まるのをじっと待っている。
しかし、なぜかその表情は浮かないものばかり。
新郎新婦を祝福しようというムードはどこにも見当たらない。
やがて、司会のアナウンスで披露宴の幕が開く。
まず、主賓の挨拶で語られたのは、
常識が通用しない奇人変人アーティストである新郎の姿。
続く、乾杯のスピーチでは、
新婦は、斜め上な行動力のせいで借金まみれだと語られる。
なんだかおかしな披露宴。
その後も、披露宴の進行とともに、新郎新婦について語られていく……
これはどこかであったかもしれない
不思議な結婚式のお話。